ISIE2022

 鷹林@Eコース国際交流室員です。

 先立つ12/20(火)と21(水)の2日間、ISIE2022 (International Symposium on Innovative Engineering 2022)という国際シンポジウムに参加しました。これは、九州・沖縄地区(第5ブロック)の9つの高専(北九州・久留米・佐世保・熊本・大分・鹿児島・都城・沖縄・有明)とマレーシアのペトロナス工科大学(Universiti Teknologi PETRONAS, UTP)との間で毎年共同開催されている学生向け国際シンポジウムです。本年は北九州高専が主管でしたが、コロナ下のためオンラインで開催しました。

 有明高専からは学生3名が発表し、内2名はエネルギーコース(鷹林研究室)の5E学生でした。

https://www.ariake-nct.ac.jp/award-info/2023/02/21482.html

 有明高専では、4年生後期から研究室配属されます。一般の高専は5年生からなので、半年早いです。研究室での生活で、学生の皆さんは大きく成長します。

 研究成果を手に、このように世界へどんどんチャレンジしていった欲しいと思います。

退職の挨拶

みなさま,ご無沙汰しております。池之上です。

私事で恐縮ですが,今年度いっぱいで有明高専を退職することになりました。大学院修士課程を修了後,有明高専に着任し,今年度で20年目となりました。これまで多くの教職員の方々にご指導いただき,そして,多くの学生に支えられて,教員として少しは成長することができたのではないかと思っております。ありがとうございました。

4月からは工学分野から少し離れて,データサイエンス関係の教育を行う予定です。落ち着きましたらまたこちらでご報告させていただきたいと思います。

それでは,みなさんの今後の活躍を期待しております。

令和4年3月29日

執筆出版しました

 鷹林です。

 この度、分担著書として、技術情報協会より「ラマン分光スペクトルデータ解析事例集」を出版しました。第8章第3節「ラマン分光法によるダイヤモンドライクカーボンの化学構造解析」を執筆しました。

 私の研究では、ダイヤモンドライクカーボン(DLC)という非晶質(アモルファス)炭素材料の成膜・化学構造解析・デバイス応用を行っています。DLCは、皆さんの身近で使われています。低摩擦製を活かした固体潤滑剤として、ハードディスクや金型への表面コーティングが有名です。近年では炭素質からの生体親和性を活かして、血管拡張ステントや歯科インプラントなどの生体内医療材料への表面コーティングが期待されています。

 本書は、一連の研究の中の化学構造解析に該当します。化学なので、エネルギーコースの人達にはちょっと馴染みが薄いかもしれませんが、電気を使って材料創製をしています。

 DLCの成膜は、プラズマを用いたプラズマCVDで行っています。プラズマは、放電を起こして生成させます。これは5年生と専攻科で学ぶので、縁がない人が多いと思います。しかしプラズマは強電分野だけでなく、トランジスタや集積回路を製造する弱電半導体プロセスには欠かせないものです。

 なお本研究に関しては、ちょっと遡りますが、昨年11月に「公益財団法人吉田学術教育振興会」より、研究助成を受けました。有明高専としては、平成17 (2005)年度の現情報システムコース 原 武嗣先生以来16年振りの助成となります。

贈呈式の写真です。前列右端が鷹林です。

以上、ご興味ございましたら幸いです。

名誉教授称号の授与式がありました

令和2年8月19日(水),今年3月に定年でご退職されました泉勝弘先生の名誉教授称号の授与式がありました。長年にわたり有明高専の発展にご尽力いただいた功績を称えたものです。

泉先生,おめでとうございました \(^o^)/

これからもご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。<(_ _)>

(現在,嘱託教授として泉先生には引き続き専門授業を受け持っていただいております。)