第72回青少年健全育成標語大会で入選

 大牟田市若鳩会が開催する第72回青少年健全育成標語大会において、2E (2-1) 久良木 優輔君と3E 木村 匠君の作品が入選しました。本大会は、1~3年生を対象に毎年実施しているものです。校長室にて、八木校長から表彰いただきました。

入選  2E (2-1)  久良木  優輔  「周りにも  相談しよう  その気持ち」

入選  3E          木村     匠     「憑かれるな  スマホの依存  要注意」

久良木君です。
木村君です。

 本校公式ホームページでも報告しています。

R6(2024)年度第一種電気工事士上期試験合格

 今R6(2024)年度から第一種電気工事士試験は、第二種と同じく年2回(上期と下期)行うこととなりました。電気工事士は近年の少子高齢化により不足が懸念されているため、社会的ニーズが高い資格の一つです。上期試験では、エネルギーコースから専攻科1年(6E)の内藤 陽大君と教員の鷹林が受験しました。7/26の合格発表で二名とも合格しました。九州地区においては、学科試験の合格率が58.4%、続く学科試験合格者による技能試験の合格率が58.4%ですから、最終合格率は34.1%の狭き門でした(※電験合格者は学科試験免除ですが、その数は非公開ですので単純計算しました)。

合格率100%でした。

 電気工事はもちろん危険を伴うため、電気工事士法により規制されています。たとえ自宅においても、違法となります。第二種は、電力会社から低圧(600 V以下)で受電する場所の配線や電気使用設備等の一般用電気工作物等の電気工事の作業に従事することができます。その上位資格である第一種は、第二種の範囲に加えて、自家用電気工作物のうち最大電力500 kW未満の需要設備の電気工事に携わることができます。

 ただし、第一種電気工事士の免状を得るには、試験合格に加えて3年以上の実務経験が必要です(※もちろん両名とも第二種免許は持っています)。残念ながら在学中は実務経験を積むのは不可能です(教員も)。しかし第一種電気工事士の免許範囲のうち、需要の多い電圧600 V以下で使用する自家用電気工作物については、「認定電気工事従事者」という資格で行うことができます。第一種電気工事士試験合格者は、申請によりこの資格を得ることができます。両名ともこの申請を済ませて、認定電気工事従事者となりました。

2024年度第1回EコースGE講演

 6/11(火)、2024年度の第1回EコースGE(グローバルエンジニアリング)講演が実施されました。今回は、九州大学のSukma Wahyu Fitriani博士にご講演いただきました。Sukma博士はインドネシア出身の女性研究者で、同国Brawijaya大学で物理学の修士号まで取得された後、来日して高知県の高知工科大学で博士号を取得されました。なおインドネシア人では苗字を持たない人が多く、博士の名前はすべて名です。

 講演タイトルは、”Living a dream as a researcher to make a better world”でした。博士のこれまでの人生やキャリアや夢についてお話しいただきました。聴講者は、3Eクラスの他計50名強でした。

 単身インドネシアから日本へ来て人生を前向きに進んでいる姿は、学生達へ輝いて映ったようです。

講演中の一コマです。

論文を出しました

 鷹林です。

 この度研究室より、AVS(旧アメリカ真空学会の学術誌”Journal of Vacuum Science & Technology B”に論文を出しました(2024年5月号(※隔月刊))。

R. Tsukazaki et al., J. Vac. Sci. Technol. B 42, 034201 (2024).

です。

 タイトルは、「Plasma confinement by an optoelectronic system (光電子システムによるプラズマ閉じ込め)」です。光電子制御プラズマを使うと、プラズマを閉じ込めることができたというお話です。プラズマは電離した気体で、全体として電荷中性の状態のことです。プラズマは漠然と広がったもので、その位置制御は困難でした。非常に大きなスケールにはなりますが、核融合でもプラズマを如何にして閉じ込めるかが課題の一つです。今回、その閉じ込めを光電子制御プラズマで圧力制御をすることにより達成できました。この現象により、新たな気相化学反応場の構築とその新規展開が期待されます。

直径16 mm(Φ16)の穴が開いた電極カバーで予め面積規制して生じさせた光電子制御プラズマについて、
ガス導入量と圧力を調整していくと、自発的にプラズマが集光して規制物なしで閉じ込めることができました。

 当月号のEditor’s Picks (≈ 注目論文)にも選ばれました。これはマンガ雑誌で言う巻頭カラーのことで、とても名誉なことです。

 第一著者は、卒業生第3期生の塚嵜 琉太君です。彼の偶然の発見から全てが始まりました。基本的な実験スキル練習の中で見つけたものでした。正にセレンディピィティーですが、それも日頃の努力あってこそのことです。

 塚嵜君の卒業後、第二著者である第4期生で現6Eの内藤 陽大君が後を継いでまとめ上げてくれました。第三・第四著者の古賀 永君と福田 旺土君(現7E)は塚嵜君の同期として、装置立ち上げに尽力して頂きました。第五・第六著者の有明広域産業技術振興会会員企業である田辺工業株式会社 加藤 直樹様と渡辺 貴之様には議論と多大なるサポートをいただきました。