新任挨拶

 エネルギーコース関係者の皆さま、はじめまして。今年度4月に准教授として着任した、鷹林 将(たかばやし すすむ)と申します。授業は、泉先生の電気磁気学を引き継いだ他、電子分野の実験なども担当しています。

 海軍さんで有名な広島県呉市出身です。この3月末までの5年間は、広島県福山市の電気機器メーカーに勤めていました(※福山は広島県の東端で、新幹線の駅があります)。これを含めて、日本各地で様々な経歴を積んできました。全部話すととても長くなりますので、詳しいプロフィールはこちらをご覧下さい。

 博士号は化学(光電気化学)で取りまして、皆さまのような電気電子工学の出身ではありません。

 化学は大きく、「物理化学」・「有機化学」・「無機化学」の3つの分野に分けられます。光電気化学は、物理化学の一分野である電気化学のそのまた一分野です。名前から分かるように、化学から電気電子と物理の分野へと専門を広げてきました。現在の研究は、炭素材料の一つであるダイヤモンドライクカーボン(DLC)を軸にした、そのプラズマ成膜、分光化学構造解析、電気電子デバイス応用などです。出身の電気化学とは縁遠くなりましたが、何かしたいなとは思っています。

 会社では、開発部門の他に品質部門にもいまして、ISO、環境法規制、輸出規制なども担当していました。後援企業の皆さまには、研究開発だけでなく、品質管理や生産管理についても話題が作れるかなと思います。

 現在、世の中はコロナウィルスで大変です。思い起こせば私、9年前に東北大学にいたときには東日本大震災に遭いました。当月頃は、研究室の片付けをしつつ、ボランティアで泥かきに行っていました。さらに遡る大学受験時は、阪神大震災でした。

 というように、降りかかる様々な天災をくぐり抜けてきましたので、コロナに対しても元気に立ち向かっていきたいと思います。こちらに来て、花粉症がなくなりました。

以上、今後とも宜しくお願いいたします。

2年生研究室見学(7/24)

7/24(火)の4時限目に2年生の研究室見学が行われました。専攻科のや5年生の先輩達,教員によるエネルギーコースの授業や研究の紹介を行いました。

エネルギーコースには,前半,後半とも47名の学生が見学に来てくれました。2年生にとって,コース選択のよい参考となったのではないでしょうか?

2年生の皆さん,後期からエネルギーコースで待ってます!

池之上研究室

泉研究室

石丸研究室

清水研究室

髙松研究室

尋木研究室

河野研究室

南部研究室

見学中の様子1

 

見学中の様子2

見学中の様子3

見学中の様子4

アナログIC設計教育に関する研究発表報告

6月14日(木)に清水(筆者)が「電気学会電子回路研究会」@京都にて「IC設計初学者向けの演算増幅器設計教育に関する一考察」というタイトルで,アナログIC(集積回路)設計教育について発表しました。

最新技術はデジタルじゃないの?と思われる方も多いかもしれませんが,実は我々の身近にある多くの電化製品にはアナログICが使われています。IoT(Internet of Things)や自動車技術の発展によって,ますますアナログIC技術者が必要とされていますが,その人材不足が深刻な問題になっています。

有明高専ではアナログIC設計を身に着けるための画期的な教育システムを用意しています。今回はその成果について報告しました。参加された企業エンジニアや大学の先生など多くの方々に興味を持ってもらいました。

これからのIC技術を支えるエンジニアになりたいという方はぜひ有明高専に来てください(^^)