執筆出版しました

 鷹林です。

 この度、分担著書として、技術情報協会より「ラマン分光スペクトルデータ解析事例集」を出版しました。第8章第3節「ラマン分光法によるダイヤモンドライクカーボンの化学構造解析」を執筆しました。

 私の研究では、ダイヤモンドライクカーボン(DLC)という非晶質(アモルファス)炭素材料の成膜・化学構造解析・デバイス応用を行っています。DLCは、皆さんの身近で使われています。低摩擦製を活かした固体潤滑剤として、ハードディスクや金型への表面コーティングが有名です。近年では炭素質からの生体親和性を活かして、血管拡張ステントや歯科インプラントなどの生体内医療材料への表面コーティングが期待されています。

 本書は、一連の研究の中の化学構造解析に該当します。化学なので、エネルギーコースの人達にはちょっと馴染みが薄いかもしれませんが、電気を使って材料創製をしています。

 DLCの成膜は、プラズマを用いたプラズマCVDで行っています。プラズマは、放電を起こして生成させます。これは5年生と専攻科で学ぶので、縁がない人が多いと思います。しかしプラズマは強電分野だけでなく、トランジスタや集積回路を製造する弱電半導体プロセスには欠かせないものです。

 なお本研究に関しては、ちょっと遡りますが、昨年11月に「公益財団法人吉田学術教育振興会」より、研究助成を受けました。有明高専としては、平成17 (2005)年度の現情報システムコース 原 武嗣先生以来16年振りの助成となります。

贈呈式の写真です。前列右端が鷹林です。

以上、ご興味ございましたら幸いです。

電気学会 高専研究講演会

令和3年度(第12回)電気学会九州支部 高専研究講演会にて、専攻科1年生の4名が発表しました。

先日の中間発表会のときよりもわかりやすく、異分野の人でも理解しやすい発表となっていました。今回はオンライン開催でしたが、学生は慣れた様子で緊張せずに説明できていました。

残り1年間でさらに研究が進むことを期待しています。

5E卒業研究発表会(2/15)

2022年に入ってからの新型コロナウィルス感染症の感染拡大の影響で,卒業研究関係のスケジュール変更を余儀なくされ,今年度の卒業研究発表会は「学年末試験後」の2/15(火)に2グループに分かれて実施することになりました。
(数年前,寒波の影響で大牟田市内が断水した際も,2グループに分かれて実施しましたね。今回は2回目の試みでしょうか。)

遠隔授業や試験勉強などのなか,各自時間を見つけて準備を行い,各研究の最終報告を行うことができました。中間発表と同様,発表に対しての質問も多く,良い卒業研究発表会になったと思います。このような状況下で卒業研究をやり遂げた経験は,一生の宝物になると思います。将来,「自分たちの卒業研究は新型コロナウィルス感染症の影響を受けたねー」「そーだったねー」と思い出してください。

今回の卒業研究を通して得られた知識・経験を大切にして,そして,自信を持って,前に進んでください。皆さんの今後の活躍を期待しています!

学生会講演会 奨励賞受賞

エネルギーコース5年生の山内さんが9月23日に開催された電子情報通信学会九州支部学生会講演会にて奨励賞を受賞しました。

有明高専では最近話題の半導体で作るアナログ回路の画期的な教育システムを提案しており、山内さんはその教育システムに実験の要素を加え、より実践的なものへ改良しました。IoTなどの普及に伴うアナログ回路技術者不足の解消につながる研究です。

今回は論文内容や発表が評価され、奨励賞を受賞しました。おめでとうございます。