「公益財団法人クリタ水・環境科学振興財団」から研究助成を頂くことになりました!

池之上です。久しぶりの投稿となります。皆様,いかがお過ごしでしょうか。

さて,タイトルの通り,公益財団法人クリタ水・環境科学振興財団の2021年度国内研究助成に採択していただきました。

テーマ名:細菌叢-生物叢の関連解析による新規河川環境評価:正準相関分析を用いたキーストーン種同定アルゴリズム
※本研究は,CLコース内田准教授との共同研究です。CL学生(含,卒業生)にも協力していただいてます。いつもご協力ありがとうございます。

ICTや計測技術の飛躍的発展に伴い,現代はデータの時代となり,多様で膨大なデータが日々生成・蓄積されています。これらのデータを分析し,効果的に活用できれば,新たな価値の創出に繋がると期待されており,データ分析・利活用の方法論である「データサイエンス」の重要性が認識されるようになってきました(「データサイエンティスト」が社会の様々な分野で求められています!)。

私の専門分野は「制御工学」「システム同定(統計的モデリング法)」という分野ですが,これらはデータに関連した数理分野であり,データサイエンスとの親和性が非常に高い分野です。
※池之上研究室では,データサイエンスに関連した分野(データ分析・機械学習・深層学習・人工知能)の研究も行ってます。

今回採択して頂いた研究課題は,私の専門分野に関係ないように見えますが,実は「データ分析」に関する研究です。河川の環境DNA分析による細菌叢と生物叢の挙動データを用いて,各叢に影響を及ぼすキーストーン種を同定するアルゴリズムを開発し,その結果を新たな河川環境評価に繋げ,水環境保全への貢献を目指すチャレンジングな研究です。

「データ(=細菌叢と生物叢の挙動データ)」「分析・活用(=各叢に影響を及ぼすキーストン種を同定)」して,「新たな価値を創出(=新規河川評価法の創出・水環境保全への貢献)」する。
まさに,「データサイエンス」の研究ですね!

財団関係の皆様に感謝申し上げます。

名誉教授称号の授与式がありました

令和2年8月19日(水),今年3月に定年でご退職されました泉勝弘先生の名誉教授称号の授与式がありました。長年にわたり有明高専の発展にご尽力いただいた功績を称えたものです。

泉先生,おめでとうございました \(^o^)/

これからもご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。<(_ _)>

(現在,嘱託教授として泉先生には引き続き専門授業を受け持っていただいております。)

<退職のご挨拶>

卒業生,在校生の皆さん,お久しぶりです。高松です。
今年の3月いっぱいで有明高専を退職し,4月からは佐賀県の高校教員として着任をしました。(教科は工業なので,工業高校に勤務しています。)
有明高専はまだ,コロナウィルスの影響で分散登校のようですが,佐賀県の高校は5/14から通常登校となっております。
こちらでも,生徒や先生方と楽しくお仕事をさせていただいております。
大学院を卒業後,有明高専に18年間,佐世保高専に1年間の合計19年間,高専教員としてお仕事をさせていただきました。
右も左もわからない新人教員でしたが,多くの先生方や学生さんたちに支えられ,少しは教員らしくなることができたかなと思っています。
部活動や卒業研究など,多くのことを思い出しますが,どれを思い返してもいい思い出ばかりです。
そんなに遠くはない佐賀県にいますので,どこかで見かけたら,声をかけてくださいね。
それでは,皆さんの今後のご活躍を祈っております。

令和2年6月19日  

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